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10月29日に奈良国立博物館の正倉院展を見てきました。台風でもないのに強い雨で、例年のような行列はなくゆっくり見られたのはいいのですが往復が大変でした。
今年の展示の目玉は「鳥毛立女屏風」全6枚一挙公開、天武天皇ゆかりの木厨子、金銀平文の琴、帝冠の破片、象牙尺(物差)などで武器・武具はなし。鉄器は「子の日手辛鋤(ねのひのてからすき)」程度でした。聖武天皇追悼の東大寺への奉納品のリストは武器・武具が三分の二を占めていたというのに。刀剣・弓矢・甲冑などは天平宝字八年(764)、藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱の直前に大半が出蔵されて戻ってこなかったそうです。
寺院の勢力が増加しつつあり、武器武具の保管は危険、とされたのでしょうか。
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