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一陽来復評定所

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企画展「日本刀展 刀を巧むー継承される匠の技ー」 - 真改 2023/11/11(Sat) 20:40 No.7591

【親記事】
企画展「日本刀展 刀を巧むー継承される匠の技ー」
真改 : 2023/11/11(Sat) 20:40 No.7591
白影 高松市香南歴史民俗郷土館にて階差中の企画展、「日本刀展 刀を巧むー継承される匠の技ー」に、昨年と同じ家族で行って参りました。

今年のテーマは現代刀。
詳しくはホームページに譲りますが、無鑑査刀匠二名をはじめ、数々の刀匠の作品が展示されていました。

娘は、三上貞直刀匠の平成6年の文化庁長官賞受賞作品が、私は、藤田国宗刀匠の平安鎌倉初期の姿を写した太刀が、たいそう気に入りました。
どの作品も刀の出来もさることながら、ハバキや拵えに至るまで、念入りに手が入っていることを伺わせる出来で、刀をあまり知らない娘でさえもその姿に感動しておりました。

また、徳島県から唯一の刀匠名が見られ、この方の茎を見た瞬間にやすり目、銘の切り方から「月山一門」がぱっと浮かんでまいりました。徳島でその名を聞いたことがなかったので、帰って調べましたら、やはり、月山一門でした。徳島では刀剣愛好会の活動が盛んではないので、その名前を聞いたことがなく驚きましたが、もっと驚いたのはその出来でした。
姿、刃紋、地鉄等、素晴らしいものでした。こういう刀匠が現れたことは、今後、明るい話題になること間違いなし!と思った次第です。
思えば、徳島の現在現役で活躍の刀匠はゼロと伺っております(間違っていたらすみません)。
貞隆刀匠が何年生まれの方かは存じ上げませんが、徳島出身の刀匠がこれからも続いて欲しいと思います。

この会場となっている「高松市香南歴史民俗郷土館」は、かつて、
由佐城と呼ばれ、由佐氏代々の居城です。由佐秀武が城主の1583年(天正11年)には四国平定を目指す長宗我部元親に攻められましたが落城させられず、和議に持ち込むしかなかった堅城でした。長宗我部氏に臣従することになった由佐氏でしたが、1585年(天正13年)の豊臣秀吉による四国征伐後には、讃岐国主となった仙石秀久に仕えました。その後、讃岐の領主は仙石氏のあと、尾藤知宣、生駒親正に代わりましたが、由佐氏はそのまま仕えています。現在城址には1998年(平成10年)5月3日にオープンした「香南歴史民族郷土館」が建てられており、土塁が一部残っています。

そして、今回「由佐左京進藤原秀盛の墓」をお参りしてきました。天正十三年期のある五輪塔で、440年も前のお墓が残っていることにも感動しました。

帰りはお決まりの「讃岐うどん」を食べて帰宅。
来年もこの家族で行けたらいいね、と話しながら解散となりました。

ぜひ、皆さんも訪れてください。

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