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諸事情があって、刀剣の手入れを2年と4か月、行っていませんでした。 昨日、ようやく手入れをする機会に恵まれたので、申し訳なさと同時に、刀に話しかけながら(他人がいたら危ないやつと思われたかも)('ω')、時間をたっぷりかけて手入れを行いました。
以前、一旦手入れをして、そのままでどれほど放置しても大丈夫なのか検証をする、というような話をしたかもしれませんが、私の中でも、これほど手入れをしなかったことはありませんでした。
手入れの数は11振り。 名刀はありませんが、いずれも思い入れのある刀剣ばかりです。
結論から言いまして、まったく錆は発生しておらず、油もしっかり刀身に引かれたままの状態で残っており、驚きました。 そこで、その状態で保存された条件を色々考えました。
@打粉を用いず、ベンジンで古い油を除去しているので、完全に刀身に古い油も打粉の粉も除去しそこねることなく、何も残すことがなかったこと。 A油は刀身に厚めに塗っていること。 B毎回、油瓶から直接油を出して塗っているので、刀剣油が常に新しく劣化していないこと。 C前回の手入れから、一度も刀を抜いていないこと。 D油の質が良い などが考えられます。
軍刀などは白鞘がなく、軍刀拵えに入ったままでありますが、それでも発錆はありませんでした。 いずれも、保管は刀箪笥などには入れず、刀掛けに掛けて日常の生活が送られている部屋に置いていました。
どうでしょう? 決して褒められた扱いではありませんが、今回、意図したわけではありませんが、長期にわたり手入れができなかったことで、新たに判明した事実として、ご報告いたします。m(__)m。
手入れと条件次第では、何とかなる場合もあるということでしょうか…。
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