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京都国立博物館の常設展で先月ミニ特集「四国の弥生文化」があり、徳島県阿南市水井町若杉山遺跡の「朱」製造遺跡の遺物と、生産遺跡関連で大阪府柏原市の「古墳時代最大の鉄加工遺跡・大県(おおがた)遺跡」の出土品展示がありました。 阿南市は石臼と石杵、水銀朱の鉱石辰砂、柏原市は大小それぞれ二種の椀形鉄滓と羽口の多数の展示でした。 小県遺跡は製鉄でなく大鍛冶・小鍛冶の遺跡で、6世紀。大和と河内の境にある重要な生産遺跡との事です。「軟質土器」という、土師器とは異なる渡来人を推測させる遺物もありました。 製鉄炉から運ばれてきた粗鉄を大鍛冶で精錬し小鍛冶で製品に加工、原料の鉄は朝鮮半島を含めて推定している様でした。
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