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ネットで隕石刀を検索していたら、先年再分析を受けたエジプト・ツタンカーメン王墓の短剣、吉原刀匠の「天鉄刀」と共に「米国スミソニアン博物館蔵のインドの隕鉄刀」が出てきました。
16-19世紀にインドを支配していたイスラム王朝、ムガル帝国のジャーハンギール帝(在位1605-27我が国慶長〜寛永年間)の年代記に、落ちてきた隕石で造ったと記録されているナイフだそうです。
従来の化学分析では隕鉄ではない、とされていたのが近年蛍光X線分析法で再分析したところ隕鉄製と確認されたとあります。
オクタヘドライトだそうですからニッケル10%前後含有の鉄で、高炭素の玉鋼や現代の低合金刃物鋼のように「折れず曲がらずよく切れる」刃物を造るのは無理と思いますが、年代記には刀より鋭利、とあるそうです。画像には杢目のような地紋が見えました。
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